英語学習アプリ「ロゼッタストーン」。本当に話せるようになるのか、気になりますよね。
そこでこの記事では、
- ロゼッタストーン(英語)の評判
- ロゼッタストーン(英語)を実際に使った感想
- ロゼッタストーン(英語)が効果的な人のタイプ
ということについてまとめてみました。
あなたの英語学習の参考にしてくださいね!
ロゼッタストーン(英語)はどんなアプリ?
ロゼッタストーン(英語)は、日本語を介さずに直感的に英語を学ぶ英語学習アプリです。
ロゼッタストーン(英語)にはいくつかの種類があって、ちょっと紛らわしいんですが、今日本で使えるのは次の2つ。
- ロゼッタストーン(ソースネクスト):webブラウザで使える英語学習アプリ
- ロゼッタストーン・ラーニングセンター:オンライン英会話教室(対面もあり)
この2つは全く別のものなのでご注意を。この記事では、ソースネクストから出ているアプリ版「ロゼッタストーン(英語)」についてお伝えしていきます。
ロゼッタストーン(英語)の評判は?
悪い口コミ:人によっては使いづらいかも?
音声認識が正しく反応しない
ロゼッタストーンを使っていて、「ちゃんと発音しているのに認識されない」という声が意外と多いです。特に発音チェックはアプリの大きな機能の一つなので、ここがスムーズにいかないとストレスになりますよね。繰り返しても改善されないと、やる気も下がってしまうかも。
文法の説明が少なすぎる
ロゼッタストーンは“感覚的に覚える”スタイルなので、文法の説明がほとんどありません。「なんでこの表現になるの?」と思っても解説がないので、文法から学びたい人には物足りない印象です。特に大人の学習者には、少し不親切に感じるかもしれません。
学習内容が単調で飽きることも
「内容が繰り返しすぎて退屈」という意見もあります。初心者向けに設計されているため、英語の基礎がある人にとっては進行が遅く感じられる場面も。テンポよく学びたい人には、ちょっと退屈に感じるかもしれませんね。
いい口コミ:楽しみながら学べるって最高!
ゲーム感覚で楽しく学べる
「学習がゲームみたいで楽しい」という口コミはとても多いです。レッスンがクイズ形式だったり、視覚的な要素が多かったりと、英語が苦手な人でも取り組みやすい工夫がされています。「続けやすい」というのも嬉しいポイントですよね。
発音練習がしっかりできる
音声認識機能をうまく使えば、「話して覚える」学習がしっかりできます。実際に発音しながら学ぶことで、自信をもって話せるようになるという声も。繰り返すうちに自然と発音が上達していた、という口コミもありますよ。
24言語対応で幅広い学習が可能
ロゼッタストーンは英語だけでなく、スペイン語やフランス語、中国語など24の言語に対応しているのも大きな魅力。「英語を学びながら、次は別の言語にもチャレンジしてみたい!」という人にはかなりおすすめのアプリかもしれませんね。
ロゼッタストーン(英語)をやってみた結果
私、ロゼッタストーン(英語)を短期留学中に知り合ったアメリカ人に勧められてやってみたことがあります。ある程度使ってみた感想を簡単にまとめますね。
ちなみに私の英語力は、
- 40代半ば、男性
- 受験英語(読む・書く)はある程度できる
- TOEICはかなり前に受けて690点
- アメリカに短期留学して、英語ですべてのトレーニングを修了してきた
ということで、「英語が得意というわけではないけど、海外の人となんとかコミュニケーションが取れる」くらいのレベルです。
ぶっちゃけ、簡単すぎて退屈
最初は「a boy」とかなので、日本である程度英語をやった人にとっては簡単すぎると思います。ただ、英語が苦手な妻は「a girl」の発音がクリアできなかったので、基本の基本からやり直したい人はいいかも。
自分で好きなレベルから始められるので、ある程度話せるという人はレベル1〜2は飛ばして、上のレベルから始めてもいいでしょう。「難しい」と思ったら1つ下のレベルでやり直すこともできますので。
ちなみに私は、レベル1の途中で飽きてレベル3に → レベル3も退屈だったのでレベル5に飛ばしてレッスンしました。レベル5だとスピーキングは手応えあるなという感想です。
音声認識がゆるい
細かい話ですが、音声認識の幅がゆるくて、間違っても〇になることがあります。たとえば「a different country」の「a」を言い忘れてもOKになったりします。

海外旅行で簡単な英語を話せるようになりたい、ざっくりでいいので会話できるようになりたい、という人ならそれでもいいけど、ちゃんと覚えたい人には良くないかも。
私は「ざっくりでも話せる」レベルを求めていたので、逆にざっくりでOKな仕様に救われたところがあります(笑)
日本語を一切挟まない
レッスンには一切日本語が出てきません。単語の意味がわからなくて戸惑うこともありますが、写真から意味を理解するというのは、子供が言葉を覚えるのと同じプロセスだと思うと納得できます。
学校の英語に慣れていると「英語→日本語」「日本語→英語」を脳の中でやってしまい、会話について行けなくなることがあるので、そういう人は「英語で考え、英語で話す」「直感的に英語を使う」トレーニングになります。
以前は脳内で和訳・英訳をしていたので、ネイティブとの会話でスピードが追いつかなかったのですが、だいぶ「英語で考え、英語で話す」ができるようになったように思います。
意外とスピーキングが難しい
私のように受験英語で勉強した人は、読み書きはある程度できますが、話すのは思った以上に難しいです。ちょっとした短い英語なら話せますが、それなりの長いフレーズになると慣れていないのでスムーズに話せなくてちょっと凹むことも。
上のレベルでは長めのフレーズも出てくるので、会話力をつけるのにいいと思いました。
続ける努力と仕組みが必須
どのアプリにも言えることですが、やはりちょっと忙しいと後回しになってしまいがち。当然ですが、英語は続けないと上達しないので、「毎日1レッスン」のようにしっかり決めて守る努力は必須です。
余談ですが、大学生の時にちょっとだけやったドイツ語も試してみました。こちらは英語より良かったです。
英語はある程度できるから退屈だったけど、ドイツ語はほぼゼロからなので新鮮さがあり、「学んでいる」実感も得られました。ロゼッタストーンは24言語あるので、いろいろな言葉をある程度話せるようになりたい人が最初にその言語に触れるのにはいいと思います。
ロゼッタストーン(英語)が効果的な人のタイプとは?
どんなアプリでもそうですが、合う・合わないはあります。どんな人にとって効果的なのか、簡単にまとめてみました。
自分のペースでコツコツ学べる人
このアプリは、自主的に進めていくスタイルです。「今日はちょっとサボりたいな…」という日も、自分でリズムを整えないと続けづらいかも。でも逆に、マイペースで進めたい人や独学が得意な人にはピッタリですよ。
学ぶ意欲が高くてチャレンジ精神がある人
母国語をほぼ使わずに英語を学ぶ「ダイナミック・イマージョン方式」って、慣れるまでちょっと大変。でも、意欲のある人にはこの環境がむしろ心地よいはず。「とにかく英語を身につけたい!」って思っている人には、かなり効果的です。
毎日少しずつでも続けられる人
ロゼッタストーンは継続ありき。1日10分でも、こまめに続けられる人のほうが成果を実感しやすいです。忙しくて週1しか時間が取れない…という人より、毎日5分でも学べる人のほうが合っているかもしれませんね。
視覚や音で学ぶのが得意な人
文字ばかりより、画像や音声で学ぶ方が覚えやすい!という人にも向いています。ロゼッタストーンはとにかく視覚・聴覚に訴える教材が多いので、感覚的に覚えるのが得意な人なら楽しんで学べるはずですよ。
英語を一からやり直したい人
「昔ちょっと勉強したけど忘れちゃった」「本当に基礎からやり直したい」そんな人にもロゼッタストーンは相性がいいです。いきなり難しいことは出てこないので、初心者や再チャレンジ組には安心して使えるアプリだと思います。
まとめ
ロゼッタストーン(英語)は「日本語を介さずに直感的に英語を身につける」というのが特徴で、とにかく話せるようになりたいという人にはお勧めしやすいです。
ただ、最初の方は難易度が極端に低いので、ある程度学んだ人には退屈です。レッスンはどこからでも始められるので、上のレベルまで飛ばしてしまってもいいでしょう。
また、直感的に使うアプリですから、文法などの学習には向かないし、TOEICのスコアを上げる効果は期待できません。あくまで「会話」を求める人向けと思った方がいいですね。個人的には、「英語で考え、英語で話す」ができるようになったので気に入っていますよ。
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